鬱と夜

 

 

 

からしたら笑ってしまうようなきっかけ

私には吐き気がするほどの圧

 

呼吸さえままならない

霧が心にかかる

本当は

狂ったように騒ぎ出したい

そこらじゅうのものを投げ倒して

うるせー!!!ばかやろー!!!!!!

って。

 

でも無理。

勇気がないから

私は、いい子だから。

非行とは程遠い存在だから

 

 

できる反抗は

 

 

そうね

 

夜10時に外を歩くこと

 

内緒で

 

それしか出来ない

 

そんな自分がダサい

 

聞こえてくる曲は

裏切られた女の声

嫌いだったはずの音楽に泣かされるほど

情けないことは無い

 

ムカつくなぁ

 

足元をふらつかせながら

ちょっとアホな子を気取ってみる

 

 

ここは田舎

23時超えたら

もう帰った方がいいかな、なんて

全く幼稚だ

 

 

 

 

橋から川を眺める

ここから飛び降りたら………………

楽になれるのかな?

こんな人生もうヤダな

こんな顔ヤダな

 

でも、橋の向こうに体を乗り出す

その勇気が私には無い

 

何度もあった光景

 

あと一歩あれば楽になれる

 

でも、

あと一歩が踏み出せない

 

 

全く幼稚だ、ガキだ、

ダサすぎる

 

可愛い女に嫉妬して

ほんの僅かな否定で

私を全否定されたと思い込んで

そのくせ1晩明けたらケロッとしてて

 

どんだけ複雑で適当な作りなんだ

私の体は

 

操縦する私の身にもなってみろ

 

 

でも明日は

少しだけ広い世界を除くことになる

 

私につとまるかな?

何事も楽しんだもん勝ちだよね

 

 

 

あの人に会っちゃったから

簡単に死ねないよ

 

 

 

 

ドロドロになった底から

地上にすくい上げてくれる

太陽みたいな人

 

かなわないし、

負けられないし、

 

弱音を吐く隙も与えない

 

 

 

何暗い顔してんの?

ほら行くよって

 

 

手を取ってくれる

 

 

 

明るすぎるあなたが好きだ

暗すぎる私と

明るすぎるあなたなら

ちょうどいいじゃない

 

 

 

頑張ろって思える。

 

 

好きだよ