孤独という名の麻痺

 

 

 

過去の泥臭い記憶

 

蓋をした、閉じ込めた

もう一生

開けられないように

 

私はもう

昔の私じゃない

 

 

でもふと

永遠じゃないことを悟る

 

 

あのときもあのときもそうだった

きらびやかな記憶のまま終わったものなんて一つもなかった

 

 

きっとまた

同じなのかな

 

そんな苦しみが頭をよぎるたびに

幸せが不幸せの前兆に感じる

 

 

もう

もう二度と一人になりたくない

 

一人の方が楽、なんて強がっていたけれど

本当は、

本当は、、

みんなに気付いてほしかった

 

 

私はここにいるよって

責任はすべて私にある

 

 

息を殺していた私の責任だ

 

一番輝くはずのステージ

 

去り際の私はボロボロで

 

舞台では

私が独りぼっち

何も発することなくただ一人立ち尽くしていた

 

 

あれ、私

こうなるシナリオだったっけ?

 

 

おかしいな

当初のシナリオじゃ

大団円して幕が閉じて

舞台裏ではみんなで抱き合うはずじゃなかったっけ?

 

 

いまここ、

私はひとりぼっち

 

だれもいない

 

みんなどこ

 

そっか、、

みんな「ほかの友達」にところに行ったんだね

私にはみんなしかいないのに

 

こんなにずっと一緒にいたのに

私が帰っても誰も気が付かないんだ

 

私ってそんな程度の存在だったんだ

 

そっか……

 

必要とされてたかったな

 

桜が舞い、笑い声が反響する中

独りぼっちで思い出を握りつぶした

 

 

もう金輪際会うことはない

どうだっていい

私なんていてもいなくても気づかれない存在だから

 

 

友達がたくさんできて

男のこともそれなりに話せて

恋もして

楽しかったはず、、、なんだけどな、、、

 

 

その時限りだったんだ

結局

信じた私がばかだった

裏切られたんじゃなくて勝手に信じただけだった

 

 

所詮私なんてそんなくらいの存在だよね

昼休みの図書館

騒がしい廊下

一人で歩く帰り道

周りの視線

出ない声

笑顔を忘れた表情

口癖になった帰りたい

声を掛けなくなった友達

全部全部全部、、、、、、、、、、、、

 

 

私は

苦しかった

 

 

 

苦しくないふりをして

へらへらして

隠し切れないもやもやが溢れると

周りの視線が容赦なく私を刺し殺した

 

 

 

本当はね

苦しかったの

一人でも平気な振りが

 

もう戻りたくないの

独りぼっちには

 

 

今度こそ信じていいの?

こんな私が毎日たのしいっておもってもいいの?

もう、裏切られないのかな

 

楽しいままでいられるのかな

 

怖いよ

独りぼっちは怖い

人のぬくもりに気づいたら

一人に戻れなくなっちゃいそうで

 

 

 

大丈夫だって思える

 

 

 

幸せになりたい

瞬間の夢じゃなくて

永遠でありたい

 

 

楽しいままで