微睡みの中で

彼氏が私が浮気をする夢を見たらしい

 

 

 

 

私が速水もこみち風のイケメンと付き合って

ものすごく楽しそうに笑っていて

妊娠までしていたそうだ

 

 

 

とてもリアルな夢だったらしい

 

 

 

 

 

正夢になるとか

俺みたいなブスより

イケメンで優しい人のほうがいいとか

俺なんかと付き合ってても幸せになれないとか

どうせすぐ飽きちゃうでしょとか

 

 

 

 

 

むしろ私のほうが

私より可愛くて彼に似合う女の子なんて

いっぱいいるし

って思ってたから

 

 

彼がそんなことで悩んでるのが

ちょっと面白おかしかった

 

 

 

 

昨日の通話なんて

自分から電話したいって言ったくせに

もう情緒がやばいからもう切っていい?

なんて…

 

 

いっつもそう

私のことなんてお構いなし

自分だけいい気分になって

私にはごめんね、ごめんねっていうだけ

 

 

 

 

そういうところが

ほんとに嫌いだけど

ほんとに大好き

 

 

 

 

 

男なんて信用できない

そう思ってた私の前に現れて

きっと彼の隣を歩く女の子は

幸せなんだろうな

私は…

私は彼の隣を歩くに等しい人間じゃないな

 

 

でも私のものにしたいな

 

 

 

 

ずーっとそんなことばっか思ってた

 

初めて通話したとき

初めて助手先に乗ったとき

初めて二人でご飯を食べたとき

初めてあなたの部屋に行ったとき

初めてあなたとキスして

あなたと体を重ねたとき

 

 

 

全部全部

夢だったんじゃないかって

これは夢でも見てるんじゃないかって

 

 

 

ずっと憧れで

遠くから眺めてて

近くに来られると脈が飛びそうになって

まともに目すら合わせられなかった私が

 

今「彼のもの」になってる私が

 

なかなか実感できなくて

 

 

 

でも全部幸せで

 

 

 そのくらい

私はあなたが大好きで。

 

 

 

 

もちろん自分の時間が大切になるときだってある

そのとき

あなたにまで気が行かないことだってある

でも

これからも長くそばにいるって

そういうことじゃないかな

 

 

 

 

なにもかも

あなたがはじめてだもん

 

 

 

 

信じてほしい

そう思うよ

 

 

 

 

 

誰よりも好き